第54回(2014年度) 真空夏季大学のご案内

主催:一般社団法人日本真空学会  校長:松田七美男(東京電機大学工学部)

協賛(予定):映像情報メディア学会,応用物理学会,化学工学会,原子衝突学会,触媒学会,
低温工学・超電導学会,電気学会,電子情報通信学会,日本化学会,日本加速器学会,日本機
械学会,日本金属学会,日本顕微鏡学会,日本原子力学会,日本材料学会,日本質量分析学会,
日本真空工業会,日本チタン協会,日本鉄鋼協会,日本半導体製造装置協会,日本表面科学会,
日本物理学会,日本分析化学会,日本放射光学会,表面技術協会,腐食防食協会,プラズマ・
核融合学会

 真空技術は,電子の発見や白熱電球・真空管の発明に始まる数多くの科学技術を生み出した
基盤技術です.21世紀の現代においても,ナノテクノロジーをはじめとするさまざまな研究開
発のフロンティアで,真空技術の利用は,さらに拡大・深化しています.真空技術が存在しな
ければ,現代の科学技術の進展がストップすると言っても言い過ぎではありません.
 日本真空学会では,真空を扱う方々が真空技術の基礎を理解し,装置を正しく運用し,さら
には新たな技術の展開に対応できる能力を育むことを目的として,関連学協会の協賛のもとに
講習会「真空夏季大学」を1960年以来,毎年開催してきました.
 真空夏季大学は,真空工学の基礎となる事項を,受講生が適確に理解することに重点を置き
真空の科学技術において研究開発の実績を有する講師によるオリジナルなテキストをベースと
した講義で構成されております.講師による一方的な講義に留まらず,実際に受講生一人一人
が問題を解くことにより真空技術の基礎を理解し,真に応用できる能力を高めることを意図し
た演習を実施している点も大きな特長です.真空工学の基礎知識を確実なものとし、応用や実
用問題にも対応できる力を備えた技術者・研究者を育成する絶好の機会と存じますので,是非
受講を検討下さいますようご案内申し上げます.受講された方には,日本真空学会より,修了
証書を授与しております.
 昨年度より新たな試みとして,真空夏季大学の実施に先立って Journal of the Vacuum 
Society of Japan(JVSJ)誌 6号(6月10日発行)に真空科学入門の解説記事を掲載いたして
おります.著者は真空夏季大学の講師です.真空夏季大学での経験を背景として入門編に相応
しい講座を目指しています.今年度は,真空材料,ガス放出,成膜の基礎,プラズマの基礎の
4題目で真空夏季大学の基礎分野の講義に対応しています.もちろん解説記事単独でも役に立つ
ものとなるはずですが,真空夏季大学への繋がりを強く意識した構成です.真空夏季大学を受
講される皆様には事前にぜひご一読を頂きたいと考えています.なお,昨年度には,JVSJ誌56
巻6号に気体分子運動論,真空と表面,希薄気体の流れと真空排気過程,真空計測の4細目を掲
載致しましたので,そちらにも目を通して頂くとよいと思います. JVSJ誌56巻6号は https://
www.jstage.jst.go.jp/browse/jvsj2/56/6/_contents/-char/ja/にて閲覧頂けます.
 また,真空夏季大学に収めることのできない,より高度な応用技術に関しては,少数の受講
生を対象として「真空夏季大学真空応用技術講座」を開催いたします.本年度は「薄膜の基本
技術」「プロセスプラズマの基礎」及び「真空システム」の3講座を真空夏季大学の終了後,
同会場で引き続き開催いたします.真空夏季大学修了の方々にも,この応用技術講座の受講を
ご検討下さいますようご案内申し上げます.詳細は,日本真空学会ホームページおよびJVSJ誌
57巻3号・4号に掲載いたします.

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   申込書(PDF書類)のダウンロード


日  時
 平成26年9月2日(火) 12:00 〜 9月5日(金) 12:00

会  場
 ヤマハリゾートつま恋
 〒436-0011 静岡県掛川市満水2000 TEL:0537-24-1111
 http://www.tsumagoi.net/

講師とテーマ
	気体分子運動論入門            東京電機大学工学部 松田七美男
	真空と表面              東京大学生産技術研究所 福谷 克之
	希薄気体の流れ          高エネルギー加速器研究機構 末次 祐介
	真空計測              産業技術総合研究所つくば 秋道  斉
	真空ポンプと排気系             (株)アルバック 湯山 純平
	画像でみる真空工学               東京学芸大学 松本 益明
	真空用材料とガス放出           物質・材料研究機構 土佐 正弘
	真空部品と可動機構            物質・材料研究機構 板倉 明子
	成膜とプラズマの基礎            成蹊大学理工学部 中野 武雄
	演習                    (株)アルバック 稲吉さかえ
	                   日本原子力研究開発機構 神谷潤一郎
	                 高エネルギー加速器研究機構 柴田  恭
	                 高エネルギー加速器研究機構 谷本 育律
	                 横浜市立大学国際総合科学部 戸坂 亜希
	                  産業技術総合研究所つくば 吉田  肇

参 加 費
@一般
 89,500円(受講料 53,500円,宿泊費 36,000円)
A日本真空学会法人会員に属する個人及び真空夏季大学協賛団体会員
 81,500円(受講料 45,500円,宿泊費 36,000円)
B日本真空学会個人会員
 69,500円(受講料 33,500円,宿泊費 36,000円)
C日本真空学会学生会員
 51,000円(受講料 15,000円,宿泊費 36,000円)
いずれも,受講料には,テキスト・パワーポイント配布資料を含みます. 宿泊費には,3泊4日
食費等・消費税を含みます.

申込手続
申込受付は 平成26年5月7日(水)より行います.
所定の申込用紙(日本真空学会ホームページおよびJVSJ誌3号・4号に掲載)に必要事項を記入
して,FAX・郵送又はE-mailでお申し込み下さい.
申し込みを受け付けた方にはE-mailで通知の上,請求書を郵送します.請求書が到着しました
ら,到着の日から起算して30日以内に参加費を請求書記載の口座に振り込んで下さい.
受講票及びテキストは8月上旬に発送いたします.
会費を振り込まれた後の「受講者の都合による取り消し及び不参加」の場合,払い戻しは致し
ません.ただし,参加者の変更は,差し支えありません.

   申込書(PDF書類)のダウンロード

申 込 先
〒105-0011 
東京都港区芝公園3丁目5番8号 機械振興会館306号室
一般社団法人日本真空学会 
TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371
E-mail: ofc-vsj@vacuum-jp.org 
http://www.vacuum-jp.org/

申込締切
平成26年7月29日(火)
ただし,定員(120名)に達したときは締切日前でも締切ります.
申込状況は日本真空学会ホームページでご確認ください.

そ の 他
・一般参加または協賛団体会員と日本真空学会個人会員との会費の差額20,000円または
 12,000円は,日本真空学会個人会員の年会費(10,000円)以上に相当します.
 真空夏季大学申込と同時の入会申込でも会員の参加費が適用されます.
 入会を希望される方は,ホームページより入会申込み手続きをお願いします.
・各都道府県には「キャリア形成促進助成金制度」があり,条件により受講料が受給の
 対象となります.詳細は,各都道府県労働局にお問い合わせくだい.