日本真空協会2008年12月研究例会
「水素関連研究の現状と今後の展開」

                          主催:日本真空協会研究部会

 水素は、真空分野では超高真空の残留気体として有名ですが、その単純構造や強い量
子性で表面科学、ナノテク、および、クリーンエネルギー源としてエコロジー分野でも
多くの注目を浴びております。そこで、本研究会では、前半は、表面反応や吸着など物
性関係を、また、後半では水素利用技術センターや水素材料先端科学研究センターの主
要な材料工学関係研究へと展開して、水素関連研究を物性・基礎から応用・実用へと幅
広くかつ異なる視点から、あらためて水素特有の現象、挙動や制御等について、本分野
でご活躍されている第一線の研究者の方々に、最新動向をご紹介していただくように企
画しました。また、あわせて水素材料先端科学研究センターや水素利用技術センターの
施設装置見学会も行う予定です。真空・表面からエネルギー分野まで水素関連の諸研究
に携わっている方々の多くのご参加をお待ちしております。


日 時:2008年12月18日(木)
     水素材料先端科学研究センターと水素利用技術センターの見学会:11:00〜12:00
     講演会:13:00〜16:50(受付12:30−)
場 所:ウエスト4号館9階多目的ゼミ室(910室)
    (〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡744九州大学伊都キャンパス)
     ・地図
     ・アクセス
見学会:無料
参加費:日本真空協会会員および協賛団体会員 1,500円
    非会員 2,500円 学生 無料
    予稿集 1,000円

               ―講演プログラム―

開会の挨拶       (日本真空協会研究部会委員) 板倉明子 13:00〜13:05

1.水素、表面反応の基礎課程    (九州工業大学) 並木  章 13:05〜13:40

2.水素分子の材料表面動力学      (東京大学) 福谷克之 13:40〜14:15

3.超高速水素反応検出         (筑波大学) 村上浩一 14:15〜14:50
                 ―休 憩―

4. センターの研究概要、ならびに、水素材料強度特性と水素シミュレーション
          (水素材料先端科学研究センター) 村上敬宣 15:00〜16:10

5. 水素雰囲気中でのトライボロジー(九州大学大学院) 澤江義則 16:10〜16:45

閉会の挨拶                (日本真空協会研究部会長) 土佐正弘 16:45〜16:50


問い合わせ先:日本真空協会
        TEL:03-3431-4395  FAX:03-3433-5371
        e-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org
        URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/vsj/
本件担当:日本真空協会研究部会
     (物材機構)板倉明子・土佐正弘 
     (学習院大学)荒川一郎